シンドラーのリスト

ハリウッドの戦争映画では、いつも悪役として登場するドイツ人を敢えて主役に据え、
アウシュビッツでの大量虐殺から1200人もの命を救ったオスカー・シンドラーの
勇気ある行動を描いた感動作。
11457view003.jpg
時代は第二次大戦下のポーランド。
ナチスによるユダヤ人迫害の実情が、残酷なまでに生々しく描かれている。
モノクロ映像の中の、唯一、色を付けた子供の赤いコートが悲しい。

最初は、自分が経営する工場を再建するための手段だったユダヤ人雇用が
次第に「助けたい」という強い信念に変わっていく。

終戦を迎え、ドイツ人であるシンドラーが、雇っていたユダヤ人達に言った言葉が
胸を打つ。

   「もっと助けられた…」


自らもロシア系ユダヤ人の血を引くスピルバーグは、この実話の映画化を10年間あたためてきたという。
国籍や人種によって差別してはいけないという、切なる願いが込められているに違いない。

シンドラーが救った命が受け継がれ、今ではその子孫がたくさんいる。
ラストシーンで、命を救われた本人や、その子孫達が、本作に出演したキャストと一緒に
シンドラーの墓に石を置いていく。
忘れられない、忘れてはいけない思いと共に。

リアルタイムで劇場で見ました。こういった映画の存在意義がいかに大事なのかを痛感しました。個人的に映画は1000本以上見てきましたが、シンドラーのリストはベスト10に入っている忘れられない作品になっています。

シンドラーのリスト スペシャル・エディション [ リーアム・ニーソン ]

価格:1,000円
(2016/1/5 18:18時点)
感想(14件)







この記事へのコメント

  • アキラ

    長編なのに全然時間を感じさせない映画。モノクロの中の唯一の赤い色。いろんな意味に取れる赤い色。歴史とはこんなにも残酷なのかと思い知らされました。人の人生を題材にした映画でこんなにも考えさせられたのは初めてでした。後世(子供達)に伝えたくてDVD買ってしまいました。
    2017年01月09日 15:56